
当社が開発する MRリハビリテーションシステム「リハまる」 を導入いただきました医療法人せいわ会 彩都リハビリテーション病院 リハビリテーション部の福留章代先生に、リハまる導入に至った経緯や今後の活用方法などについてインタビューいたしました。
まず、リハまるを導入しようと考え始めたきっかけを教えてください。
VRではなくMR(Mixed Reality)を用いている点が大きなポイントでした。
完全に仮想空間に入るVRとは異なり、現実空間を保ったまま訓練ができるため、患者さまにも受け入れられやすいのではないかと感じました。
実際に院内でデモを行った際には、リハビリスタッフだけでなく、医師や看護師からも「これは面白い」「臨床で使えそうだ」という前向きな反応があり、院内でも関心が高まったことが導入を検討するきっかけとなりました。
最初にリハまるを知ったタイミングはいつ頃でしょうか。
初めて知ったのは、約2年ほど前になります。
グループ病院でリハまるのデモが行われたという話を聞き、その内容に興味を持ったことがきっかけでした。
その後、実際にどのような訓練ができるのか、臨床でどのように活用できるのかを調べていく中で、リハビリテーションの現場でも幅広く応用できる可能性がある機器だと感じるようになりました。
数ある機器の中から、リハまるを前向きに検討された理由は何でしょうか。

リハビリテーション機器の中には、特定の職種だけが使用することを前提としたものも多くあります。
しかしリハまるは、PT・OT・STといった複数の職種がそれぞれの専門性に応じて活用できる機器だと感じました。
例えば、身体機能の訓練としての活用だけでなく、注意機能や高次脳機能に関する課題としても利用できるなど、リハビリテーションのさまざまな領域で応用できる点が魅力だと考えました。
製品そのもの以外で「ここが良い」と感じられた点はありますか。
一つは、アイトラッカーとして利用できる点です。
現在はドライビングシミュレーターとの併用も視野に入れており、視線データを活用した評価やフィードバックに役立つのではないかと期待しています。
また、導入前は「機器の操作が難しいのではないか」「患者さまが使えるだろうか」といった不安もありましたが、実際に試してみると、想像していたよりもスムーズに活用できる患者さまが多い印象でした。
これまで難しいと感じていた患者さまでも取り組めるケースがあり、臨床の中で新しい発見につながることもあります。

今後、どのように活用を進めていきたいとお考えですか。
リハビリプログラムの一環として活用していくことはもちろんですが、今後はご家族への説明ツールとしての活用も考えています。
例えば、訓練の様子を動画として見ていただくことで、患者さまがどのような課題に取り組んでいるのか、また高次脳機能障害がどのような状態なのかを、より理解しやすくなるのではないかと思います。
リハビリの内容を視覚的に共有できることは、ご本人やご家族の理解を深める上でも大きな意味があると感じています。
最後に、導入を検討している病院へのメッセージをお願いいたします。

リハまるにはさまざまなコンテンツが用意されており、患者さまの状態や目的に応じて柔軟に活用できるリハビリ機器だと思います。
当院でもまだ活用方法を模索している部分はありますが、実際に使用する中で新しい使い方や可能性が見えてくる機器だと感じています。
臨床の中で工夫しながら活用することで、リハビリテーションの幅を広げてくれるツールになるのではないかと思います。