

当社が開発する MRリハビリテーションシステム「リハまる」 を導入いただきました医療法人社団恵正会 診療事業部 次長の 熊田健司先生に、リハまる導入に至った経緯や今後の活用方法などについてインタビューいたしました。
リハまる導入を検討されたきっかけを教えてください。
最初にデモ会を開催していただいた際、デイケア所長と一緒に体験しました。その時、「これはまったく新しい領域のリハビリだ」と直感しました。現実空間の中で身体を動かしながら、ゲーム感覚でトレーニングができるというのはこれまでにない体験でした。
利用者さん・患者さん・地域の方々など、幅広い層の方が飽きずに楽しみながら運動を継続できるツールとして活用できると感じ、導入に向けて速やかに準備を進めました。
リハまるの導入までの流れを教えてください。
2025年7月末にご紹介いただきまして、9月中に導入を決定し、納品をいただきました。
実際に体験することで、頭の中で想像していた「VRリハビリ」とはまったく違う“現実と融合した新しい訓練体験”に驚かされました。
数ある機器の中でリハまるを前向きに検討された理由は何ですか。
8月に坂本さん(OT)に来ていただき、デイケア利用者さんに実際に体験していただいたところ、笑顔が多く見られ、楽しみながら集中して取り組まれていたのが印象的でした。
また、専門職のスタッフからも「臨床的に意味のある動きが引き出せる」と評価が高く、導入を決断する大きな後押しになりました。
さらに、関西医科大学など複数の大学との共同研究の実績や新聞掲載、大阪・関西万博への出展といった社会的な注目度も高く、「今まさにMRリハビリが広がる流れに乗るチャンスだ」と感じました。
製品そのもの以外で「良い」と感じられた点はありますか。

説明や提案を作業療法士(坂本さん)が担当されていたため、同じ専門職として共通言語で話ができ、理解しやすく安心感がありました。
また、広報・ブランディングの観点からも「広島県で初導入」という点は非常にインパクトがあり、地域に新しい風を吹き込めるという魅力を感じました。
今後はどのように活用を広げていきたいですか。
今後は“質と量”の両面から活用を展開していきたいと考えています。
まずはデイケアでのデータを蓄積し、効果検証を症例報告や学会発表などの形で発信していきます。そのうえで、入院病棟や訪問リハビリといった医療現場への展開、地域イベントなどでの体験会実施など、活用の幅をさらに広げていきたいです。
検討中の病院・施設へのメッセージをお願いします。

導入を検討する際は、どうしても慎重になりがちですが、まずは一度、利用者さんや患者さんに実際に体験してもらうことをおすすめします。その反応や笑顔が、きっと導入の後押しになるはずです。
“3次元で脳内にアプローチする”というこれまでにない新しい挑戦を、現場の皆さんと共に積み上げていけることを楽しみにしています。
高齢者向けのデイケア施設でリハまるの体験会を実施いたしました。
2025年10月16日に70〜90代の約30名の利用者が「リハまる」を体験いたしました。
MR技術を活用したリハビリの最先端トレーニングを通じて、参加者からは「健康づくりに真剣な高齢者が多い。面白く、達成感があった。」といった声が寄せられ、“リハビリを楽しく”続けられる新しい介護支援の形として大きな反響をいただきました。























